スチールです。11/27に待望のHadoop オペレーションが発売されたのでさっそくぱらぱらと読んでみました。
オライリーの紹介文に
本書はHadoopの管理と運用に焦点を当てた本です。Hadoopのクラスタ計画から、認証、リソース管理、またクラスタのメンテナンス、モニタリング、バックアップとリカバリなど、Hadoopを使う際に必要なトピックについて網羅しています。
とあるように、 管理と運用に焦点があたっておりますが、1~5章は実際に構築、運用する前に読んでおきたい内容がたっぷり書いてあります。本書が出る前だとインストールなんかは、Hadoop徹底入門が鉄板かなーという感じでしたが、これから構築したりなんて方はHadoop オペレーション(特に4章 Hadoopクラスタの計画)も読んでおきたい感じです。
個人的には現状絶賛運用中なので10章のモニタリングとか読んでおきたい感じで、余裕のあるときに9章のトラブルシューティングとか目を通していざというときに備えておきたいと思います。
付録Aのプロパティ一覧は、あれこれ調べてる時なんかに、非推奨前のプロパティ名行き当たって、さて現環境だとどうなんだという際にうれしいですね。(Hadoop公式にもあるけど)
付録B、C、Dは日本語版に新たに追加された項目で、Cloudera Managerの紹介と、Hueの紹介、そしてNameNode HAのアーキテクチャと動作の詳細です。特に付録Dは勉強になりました。付録B読むとCloudera Manager欲しくなります、はい。
付録CのHueはすでに導入しておりますが、大変便利に使っております。まだフルに使いこなせてない感じですが。
そんなわけで、後半6章以降は辞書的に使っていきたいので、象本とかより分厚くはないですがカジュアルに持ち運ぶには重たいのでPDF版の登場が待たれます。
(象本第三版はちょっと前にPDF版出ましたね!)
象本、徹底入門に続いて、Hadoopを運用する人はぜひ職場やおうちに揃えておきたい一冊です。